2011年08月04日
映画『モールス』(R15+) サッキィ編
©2010Hammer Let Me In Production.LLC
★Storyは‥
学校ではイジメにあい、家にも居場所がないオーウェン(コディ・スミット=マクフィー)。
毎晩、雪降る公園に1人たたずむ。
そんなある夜、雪の上でも裸足で、寒さを感じず、学校にも通わない、
謎めいた少女アビー(クロエ・グレース・モレッツ)が越してくる。
孤独を抱える2人は徐々に打ち解け、絆を深めていくが‥。
私は拝見していないのですが、
数多くの映画賞を受賞したスウェーデン映画
『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッド版だそうです。
チラシのキャッチコピーは
「この20年のアメリカでNo.1のスリラー」byスティーヴン・キング。
どうも怖い作品らしい‥とドキドキしながら見始めたものの、
見終わった後は、う~、切ない‥切なすぎる‥。
これはラブストーリーだ。
アビーが聞くの
「私のこと好き?たとえ普通の女の子じゃなくても?」
実際、アビーの正体を知ってからも、
恐れはするけれども離れられず、寄り添うオーウェン。
幼いなりに互いを思いやる心がまっすぐで、
ピュアさに胸打たれます。
主役の2人がとにかくいい!
アビー役のクロエちゃん、伏し目がちにフフっと笑うの。
孤独や諦めをたたえて。
オーウェンとのデートシーンでは控えめながらも楽しそう。
アビー、良かったね♪って思っちゃう。
最初は頼りなく、おどおどしていたオーウェンが
次第にきりっとした表情に変化するのにも注目。
ホラーシーンはそれなりに強烈なのですが、
2人の瑞々しさが映画を美しく印象づけます。
最終的にオーウェンが選んだ道には、賛否両論あると思うなあ。
彼がこれからたどる道は、既に映画の中で提示されてしまっていて、
もちろん、アビーもそれを知っているわけで、2人ともそれでいいのか~?
う~ん、やるせない‥。
それを理解した上で、今の気持ちを持ち続けられるとしたら、
そりゃあ、至上の愛でしょう。
ラストシーンで2人が交わすモールス信号で、切なさは最高潮に。
★2011.8.5(金)天神東宝、TOHOシネマズトリアス久山にて公開
公式HP:http://morse-movie.com/
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│サッキィ