Costumes: Marie-Chantale Vaillancourt © 2010,2011 Fuji Television

続いて『ダイハツ クーザ』福岡公演初日の様子を小麦がレポートします。
実は、私、夢のスーパーサーカス“シルク・ドゥ・ソレイユ”は、未だ未体験。
いつかは行ってみたい！行ってみたい！という思いが遂に叶ったのです。

開催場所は、筥崎宮外苑の福岡ビッグトップ。
公演初日ということもあり、会場前は多くの人で溢れ、否応なしに期待が膨らみます♪

会場に入ると、すでに満員に近い状態。
そろそろ始まるかな～と、ワクワクしながらパンプレットを覗いていると、至る所の客席から、笑い声が聞こえてきます。
なんと！一足先にクラウン達が客席に現れて、始まる前から、お客さん達を楽しませてくれているのです。

★いよいよ開演！
舞台が暗くなり、一人の少年が現れます。
サンスクリット語の「KOZA（宝箱）」からインスパイアされた『クーザ』は、無邪気な少年「イノセント」の物語です。

Photo: OSA Images Costume: Marie-Chantale Vaillancourt © 2007 Cirque du Soleil

ある日、イノセントのもとに大きな箱が届きます。
その箱から飛び出したのは、カラフルなストライプのスーツに身を包んだ「トリックスター」。キラキラ輝く魔法のスティックを片手に、トリックスターは少年を『クーザ』の世界に導きます。

Photo: OSA Images Costume: Marie-Chantale Vaillancourt © 2007 Cirque du Soleil

★次から次へと現れる「クーザ王国」
クーザのパフォーマンスは、トリックスターの導きで、少年と共に観客の私達も「クーザ王国」を旅しているかのように、次から次への展開されていきます！

3人のアーティストが織りなす「コントーション」は驚愕の柔軟性！3人の調和も見事で、同じ人間とは思えない(笑)芸術的なパフォーマンスで始まります。

続いては、ジャンプやダイブが迫力の人間ピラミット「シャリバリ」や、一輪車を使って、男女がバランス芸やアクロバットに挑戦する「ユニサイクル・デュオ」、綱渡りというにはあまりにも驚異的な技の数々で、見ている私の心臓が飛び出しそうになる、ハラハラドキドキの「ダブル・ハイ・ワイヤー」など、次から次への手に汗握るパフォーマンスが繰り広げられて、時間を忘れてしまいます。

どのパフォーマンスも素晴らしいのですが、小麦とサッキィが一番びっくりしたパフォーマンスは「ホイール・オブ・デス」です。
どんなパフォーマンスなのかというと、ものすごいスピードで回転する巨大ホイールに、2人のアーティストが見せる極限のスリルと興奮のアクロバット！
あ～！でも、なかなか文章ではお伝えしにくい。。。。やっぱり生を見てもらうしかないのです。

Costumes: Marie-Chantale Vaillancourt © 2010 Fuji Television

その他、8脚の椅子を一台づつ積み上げて、積み上げたタワーの上でアクロバットが行われる「バランシング・オン・チェアー」などなど、1つとして「物足りない」なんて思う余地がない、素晴らしいパフォーマンスです。

それから、忘れてはいけないのが、サーカスといえばそう！クラウンです。
手に汗握る、ハラハラドキドキのパフォーマンスの後に、クラウンたちのコミカルでユーモラス、しかも観客を巻き込んでのショーがこれまた面白いんです。
私の隣の席には、幼稚園の年長さんくらいの男の子が座っていたのですが、クラウンが出てくると大盛り上がり！子どもの心をガッチリ掴んでいました♪

★見るものに、勇気と希望を与えてくれる、それが『クーザ』
『クーザ』の最後は、人間の美しさ、強さ、そしてユーモラスさを知った少年が、明日を迎えるための勇気と希望を手にして、幕を閉じます。
観客の私達も、主人公同様、勇気と希望をもらえた気がします。

公演時間は2時間半を超える時間でしたが、本当にあっという間に終わったって感じです。『クーザ』を見て「2時間半、素晴らしい夢を見せてもらった」という感想と共に、こんな夢の様な時間があるから、明日から頑張ろう！って思えるんだ。と改めて思いました。

『ダイハツ クーザ』は大人から子どもまで、楽しめるエンターテインメント！
是非、あなたもご家族で「夢の時間」を体験して下さい。

【ダイハツ クーザ　福岡公演】
公演期間：2月9日(木)～4月1日(日) 全72公演
会場：福岡ビッグトップ（筥崎宮外苑）
http://www.fujitv.co.jp/events/kooza/html/index.html